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私の恩師。鴫 剛 「新作展:十年の沈黙ののちに」行ってきました。

アンテナ
1201_shigi-1

昨日も外は寒かったですね。私は数十年来の恩師の個展に出かけてきました。
幼少の時からの絵の先生。というイメージと遠い親戚の様な現代美術作家の鴫剛先生。
女子美の教授や高校の校長先生をしながらの作品制作の活躍ぶりは凄まじいものでしたが、数年前に病に倒れリハビリにより復活の第1弾作品展をみなくては。と鴫先生の奥様のこちらも現代美術作家の一色ちかこ先生とお邪魔してきました。





今年の年賀状に個展開催のお知らせが届いたときに「ん?新作?」いよいよ復活か!とバイタリティーのある先生のことだから復帰は早いとは思っていましたが着々と新作を製作されていたんだな。と感心しました。

鴫 剛 | 新作展:十年の沈黙ののちに

ギャラリーの中に入って驚いたのは気迫が今までとは違うものを作品が放っていたこと。
特に正面メインの作品「kokkaigijidou」はピンクの国会議事堂。ピンク。作品の前に立ってみると自分が国会議事堂の前に今まさに立っているかのような感覚に陥る。それは時空が歪んだ様にも感じられる不思議な感覚を味わえる作品です。

なんといっても新旧の作品が先生の人生をたどるように挟み込まれていので、何の違和感もなく今現在の鴫剛の新作。という展示となっています。

アーティストの作品へ込める思いというものが今回の展示にははっきり出ている。
観る側もすんなりとその世界に入っていけるそんな展覧会でした。



1階2階と展示が分かれていて、2階には1977年の作品がみれます。
鴫先生曰く「再出発だからこの作品も久しぶりに展示してみた」とおっしゃてました。

あらゆる意味で、観にいったほうが良いという展覧会です。

あ~。久しぶりに楽しかった。先生もお元気そうで何よりでした。artmania cafe gallery yokohamaにも又いらしてくださるそうです。

会期:2012年1月10日(火)~2012年1月21日(土)
時間:11:00-19:00 (最終日1階のみ17:00まで)
休日:日曜
会場:ガレリア・グラフィカ

ガレリア・グラフィカ
所在地: 東京都中央区銀座6-13-4 銀座S2ビル 2F
電話: 03-5550-1335
営業: 11:00 ? 19:00 日曜・祭日休廊
鴫剛紹介ウェブサイト: http://www.galleriagrafica.com/jp/exhibitions/2012/1201_shigi.html

以下ガレリア・グラフィカ作家紹介文より
鴫 剛 新作展にあたって
2001年10月の西村画廊での個展以来、10年間もの長い間個展で作品を発表していなかった鴫 剛(シギ・ゴウ)が沈黙を破り、新作を発表する。

なぜ今、沈黙が破られたか、どのような経緯があったか、それには確かな理由があった。
鴫は長きにわたって、女子美術大学で美術教育に携わり、付属の高等学校・中学校の校長もつとめた。2010年に長年の画業と教育への功績に対して紺綬褒章が授与された。

しかし、その職歴の終わりの頃に一時健康をこわした画家・鴫の脳裡にはさまざまの形にならぬ思いがよぎっていたという。

鴫 剛の名が世に広く知られ記憶されたのは、1970年代の「団地」シリーズである。日本におけるスーパーリアリスムの先駆者であり、今も代表的存在である。

その手法は写真と密接に関係するが、社会に対する鴫の鋭い問題意識がコンセプトを支えている。

2012年初頭の新作個展が新たな場所で企画され、脳裡にある形にならぬ思いを形にすべく鴫は動き出した。この時代、この時点で画家は何を描くべきだろうか。

足は東京のど真ん中へ、そして自然と国会の周辺に向かっていった。折しも長年の自民党体制から民主党が政権を握り、ひどく不穏な混沌が生じていた。

その形にならなかった思いが、突然画家の脳裡に形になって現れた。

きっかけは2011年3月11日の東北大震災である。想像を絶する大津波、安全神話を覆した原発事故の恐怖の収まらぬ中のある日、鴫は不思議な光景を見た。その光景が画家に描かずにいられない、“コンセプト”を超えた力を与えた。

鴫は語る―「描画のための写真は、確かにきっかけにはなるが、今回の経験は全く異なっている。目と場面と手がいっぺんに、本能に突き動かされて動き出した。いわば経験値によってインテリジェンスが動き出す結晶性知能とでもいうべきものが働き出したようだ。」また、ピカソの逸話にふれながら「資質は戦略を超えると以前きいたことがあるが、経験がコンセプトを超えるともいえる。今、新しい知性を生み出す脳がまだ自分にもあるぞ、と感じている」と。

[作家コメント]
大地震・大津波・原発事故、そして世界各地の自然大災と政治・経済に起因する社会紛争…….etc.

2011年と言う年はなんとも天災・人災・大厄災の大変な年になってしまった。この衝撃で絵が全く描けなくなった作家の話を良く耳にする。

また一方では義捐金募集やボランティア活動に励むアーチスト達やその機関の存在も知らされる。

そして機能不全を起している日本の国会がこんなに多くテレビ映像として流されたこともかつて無い。

私はそんな国会議事堂周辺や都心を写真取材していたのだが、ある日、噴水公園で吹き上げる噴水の合間に輝く太陽を見た。

それは古代の人達が屹度、畏敬と希望をもて感じたであろうと想う人智を超越した体験であった・・・

それまで、すっかり気が萎えていた私はその時、“喩え、明日の世界が無くなろうとも、今、私は私の絵を描こう”と言う気持ちに成っていた。 (鴫 剛・2011年12月)

油彩100号~80号程度6点、油彩小品、エンピツドローイング数点を展示中。

鴫剛



1943年 東京都生まれ
1966年 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
1968年 東京芸術大学大学院美術研究科修了(修了作品買上げ)
1976-77年 ボルフスブルグ市美術館の招待作家として西ドイツにて研修
1980-90年 滋賀大学教授(教育学部文部教官教授)
1997年- 女子美術大学教授(絵画学科洋画専攻)
1999年- 女子美術大学大学院美術研究科教授(洋画領域)
1999年- 01年 女子美術大学美術資料館長
2002年- 04年 女子美術大学美術館館長
2008年- 女子美術大学付属高等学校・中学校校長
2009年5月 女子美術大学大学退職
2010年7月 紺綬褒章授章
主な制作活動
1974年 第11回日本国際美術展 東京ビエンナーレ’74 (東京都美術館、京都市美術館)
第9回ジャパン・アート・フェスティバル展 文部大臣賞 (東京セントラル美術館、海外巡回)
1975・76年 第11・12回現代日本美術展 (東京都美術館、京都市美術館)
1978年 第12回日本国際美術展 東京都美術館賞 (東京都美術館、京都市美術館)
写真と絵画-その相似と相異 (東京都美術館企画特別展)
1983年 現代のリアリズム (埼玉県立近代美術館)
1984年 現代絵画の20年 (群馬県立近代美術館)
1985年 日本現代絵画展 (ニューデリー国立美術館、インド)
1986年 日本現代美術展 (台北市立美術館、台湾)
1987年 第3回富山国際現代美術展 (富山県立近代美術館)
1988年 東京-ベルリン現代美術交流展 (朝日新聞社主催)
個展 ギャラリーエヴァ・ポル (ベルリン)
1989年 広島・ヒロシマ・HIROSHIMA (広島市現代美術館)
アート・エキサイティング’89 (クイーンズランド アートギャラリー、オーストラリア)
1993年 第36回安井賞展 佳作賞 (セゾン美術館、浜松市美術館他巡回)
1995年 戦後文化の軌跡1945?1995 (朝日新聞社主催、目黒区美術館他巡回)
2002年 東日本の美-山展 (財団法人東日本鉄道文化財団、東京ステーションギャラリー)
2003年 鴫 剛 もう一つの眼差し (大阪、国立国際美術館)
2004年 イメージの水位 (豊田市美術館)
2008年 Dome (広島市現代美術館)
他に個展多数
パブリックコレクション
国立国際美術館  東京都現代美術館  神奈川県立近代美術館  埼玉県立近代美術館
栃木県立美術館  広島市現代美術館  和歌山県立近代美術館  富山県立近代美術館
高知県立美術館  いわき市美術館  女子美術大学美術館  東京藝術大学美術館
川口現代美術館  高松市美術館  平塚市美術館  東日本鉄道文化財団
藤沢市医療保険センター  日本航空文化事業センター  ボルスブルグ市美術館(ドイツ)
全国主要美術館他に、多数作品収蔵

注※本人画像以外全てガレリア・グラフィカより引用

 


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桜木町駅徒歩5分。2010年10月9日、横浜 桜木町/野毛エリア・動物園通りに「使う人の色に染められる、なんでもあり」なカフェギャラリーをオープンしました。

桜木町徒歩5分のアクセス。3F建ての元民家の建物を改装し、展覧会・ワークショップ・セミナーなどが行える、「ちょっと変だけど、なにか落ち着く空間」を提供します。


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