私は単にグレイトフル・デッドというバンドのキャラクターやデザインが好きなだけでした。彼らのことは良く知らないし、音楽もあまり耳にしたことがない。
そんな薄い興味のところからこの本を紹介するのも何なんですが、なんだか凄くわくわくするような予感がして。
更には同時期にこの本を読むべきして手に入れたのではないのかな?
みたいなこともありこれはアーティストとして読んでおいてそんはないんじゃないかな。
損しないためにも読んだほうがいいのではないかと思ったからです。
この本はビジネス書です
本書は、日本ではあまり有名でないグレイトフル・デッドという1960年代にアメリカ西海岸でうまれ、ビートルズやストーンズよりも大きな市場を作ったというバンドの活動を通じて、最新のマーケティングを学ぼうというビジネス書です。こんなことが書いてある
1章 ユニークなビジネスモデルをつくろう◆従来の業界の思い込みを見直す
◆消費者をエバンジェリストにする
これはアメリカの某有名大学のすばらしい授業でもやっていた方法です。参考まで
http://www.youtube.com/watch?v=v_w7b419pxw
すべてにお金を取る。ではなくファンを増やすというやり方です。それによって実は何が大切で何が目的なのかが確認できるということです。
話はそれましたが
彼らは、業界の常識だったアルバム販売による売上を目指すのではなく、ライブから収入を得ることに全力を注ぐというビジネスモデルの転換をしたそうです。それによって、新たな「ファン体験」を生み出すことができ、ライバルとの差別化だけでなく、バンドとファンの両方が連鎖的に恩恵をうけることが出来るようになった、と。
ここから学べることは、業界の常識に闇雲に従うのではなく、アーテイストと顧客にとって本当の利益は何かを考え、それを実行に移すということだと思います。
5章 「実験」を繰り返す
「グレイトフル・デッドは、ビジネスモデルの革新が、製品の革新と同じかそれ以上に重要であることを教えてくれる。」
失敗は悪いことではなく、そこから学びとって次に活かせば、それは実験なんだと言うことができる。挑戦を繰り返して、失敗から学んでいかなければ、成功は産まれないという主張は、とても共感できます。作品製作に関しても、販売、展示に関しても何度も実験をしてみることが大事です。
8章 変わり者でいいじゃないか
「私たちは、ある意味ではみんな変わり者なのだ。賢い会社は、変わり者を理解し、そこから市場を作り出す。」
もともと変わり者が多いアート業界ですが、昨今同一に物事を考えている傾向がかんいられます。すべての人が同じ嗜好を持つ訳ではなく好き嫌いがあって、全員に好かれるものは作り出せない。変わり者の集まりが市場になることを改めて再確認させてくれます。しかも、このインターネットの時代に本当に変わり者だけを集めたとしても、それなりの市場になるはずです。誰よりも1番の変わり者になる位の気持ちが市場を開いていくのでしょう。
19章 自分が本当に好きなことをやろう
「グレイトフル・デッドは、自分たちがやっていたことが本当に好きだったのでそれをやり通した。そしてもちろん、結果的に成功した。」
好きなこと、情熱を持てることを仕事にすることが、人生にとって非常に意味のあることだと思わせてくれます。情熱を持って製作、発表をすることの方が成功する可能性が高くなることを示してくれています。
グレイトフル・デッドほどの成功までいかなくとも、好きなことを仕事にしている方が、きっとうまくいく確率は高くなるだろうし、何よりも、そうして過ごした人生の方がなんと楽しいことでしょう。1度しかない自分の人生です。楽しんで生きましょう。

グレイトフル・デッド
アメリカのロックバンド。1965年にカリフォルニア州サンフランシスコで結成された。グレイトフル・デッドの音楽はロック、フォーク、ジャズ、ブルーグラス、カントリー、ブルース、サイケデリック・ロックなど様々な要素を内包している。ライブの長時間にわたる即興演奏を信条としていた。
1960年代のヒッピー文化、サイケデリック文化を代表するアーティストである。デッドヘッズと呼ばれる熱狂的な追っかけファンが多く、ヒットチャートとはほとんど無縁の存在ながら、毎年のようにスタジアム・ツアーを行い、常にアメリカ国内のコンサートの年間収益では一、二を争う存在だった。日本では知名度が高くないが、本国アメリカではアメリカを代表する伝説的バンドとして認識されている。現在でも多くの熱狂的なファンがおり、メンバーの使用していた楽器などがオークションに出品されると高額落札がされる。

著名人の「デッドヘッズ」
、
第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントン、元副大統領アル・ゴアと夫人ティッパー・ゴア、スティーブ・ジョブズ、ウォルター・クロンカイト、ナンシー・ペロシ、フランク・マリノ、ヘンリー・ロリンズ、グレッグ・ギン、キース・ヘリング、ウーピー・ゴールドバーグ、ジェフ・ペリー、NBAシカゴ・ブルズ元監督で現ロサンゼルス・レイカーズ監督のフィル・ジャクソン、SF作家のウィリアム・ギブスンなど、錚々たる面子が並ぶ。
最後にこの本はビジネス書です。ですがビジネス書がすべてアートに関係ないとアーティストは考えないで、現代はアートもアーティストもビジネスですから。
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
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